情報企画の主要顧客である地方銀行全体の今後の供給(経営)環境があまり喜ばしいとは言えません。
地銀の主な収入は中小企業向け融資や住宅ローンなどによる貸出金利収入です。
ゼロ金利解除によりプライムレート(最優遇貸出金利)が徐々に引き上げられ、利ザヤが若干回復してきていますが、個人的には以前のように3%を越えるような水準までは戻らないと考えています。
それは以下の2つの大きな理由があるからです(もちろん勝手な憶測です、笑)。
1つは郵政マネーなどの国内市場流入によりバブルが発生しない限り、インフレを引き起こす最大の要因でもある国内消費がそれほど伸びないだろうということ、
もう1つは世界規模でインフラが整ってくるとインフレどころかデフレ圧力がかかってくるだろうということです。
日銀が政策金利(≒公定歩合)を引き上げるのはインフレリスクを抑えるためなので、インフレが拡大しなければ政策金利の引き上げも起こりません。
このことから、「貸出金利収入の大幅な改善は見込めない」と考えられます。
そして地銀の経営が圧迫されるだろうと思うもっとも大きな要因が、これまで中小企業や個人市場に消極的だった大手銀行が積極的になりだしたことです。
融資市場はほとんどゼロサムと言えます。どこかが太ればどこかがやせるのです。
そう考えると今後の地方銀行の供給(経営)環境はあまり喜ばしいとは言えません。
ゆえに、情報企画が今後長期的成長を目指すなら、もうこれ以上市場の拡大が見込めない地銀・信金向けシステムだけでなく、新たにコアとなる事業を確立しなければなりません。
おそらく一般法人企業向けである「リアル連結システム」は、その足がかりとして生み出された商品なのでしょう。
となると、この商品の売れ行きには注意しておかなければなりません(笑)
そうでないと近い将来頭打ち→失速ってこともありえますからね^^;
コメント一覧
ヒロト(>通りすがりさん) 2007年06月07日 21:14
いろいろ参考になる考察ありがとうございました^^ 勉強になります。とりあえず今のところ3Q決算待ちですね♪
今後ともよろしくお願いいたします☆