「本日の注目銘柄は○○○○!!!」
といった情報を配信しているサイトをたまに見かけますよね?
さて、
これらのサイト運営者は何のためにこのような情報を流すのでしょうか?
皆さんに有益な情報を提供し、
サイトアクセスを集めて、
単に広告収益をあげるためでしょうか?
そんなわけありません(笑)
このような、
「皆さんが関心を持って読み込んでいくコンテンツ」
の無い構成のサイトでは、
どんなにアクセス数があっても広告収益なんてほとんど得られないでしょう。
では、単なる趣味??
そんな趣味あるわありません(笑)
それはズバリ、
「情報を受信した皆さんを利用してお金を得るため」
です。
その仕組みを今から論理的に説明したいと思います。
以下の図は、
このようなサイト運営者が利益を得るまでの
『交互ゲーム』
を表したものです。
※交互ゲーム:プレイヤー(ゲーム参加者)が順番に選択をしていく「ゲーム」

まず、情報の発信者であるサイト運営者は、ある銘柄を購入します。
それが済めば、次にサイトを通して皆さんに「推奨銘柄」情報を発信します。
ここで、
皆さんが「推奨銘柄」を購入しなければ、とくに何も起こりません。
発信者「個人」がある銘柄を売買したところで、
市場全体から見ればそんなこと何もなかったのと同じですから。
→『E』、両者の利益は( 0,0 )
しかし、
皆さんが「推奨銘柄」を購入してしまうと、
事態は劇的に変化してしまいます。

今度は発信者個人でなく、
「団体」で購入するわけですから、
市場全体から見た影響も大きく、株価もそれなりに上昇します。
図に示しているように、
「発信者」はここで売れば大きな利益を得られるので、
当然「売る」を選択します。
→『A』あるいは『B』、「発信者」「受信者」の利益は( 100,-5or-10 )
「発信者」はこの時点で儲けが確定します。

さて、その後の展開ですが、
その銘柄のファンダメンタルズに関してとくに何も変化が無かった場合、
株価の短期的急上昇は、
それまでその銘柄を「保有していた第三者」に、
「利益を確定させたい」という気持ちを呼び起こさせてしまいます。
ゆえに、
この図には登場させていませんが、
「保有者(第三者)」はこの銘柄を「売り」抜けようとします。
「保有者(第三者)」もこの時点である程度の儲けが確定します。
そして、
発信者の「推奨銘柄」情報に反応して購入する人がいなくなり、
株価が上昇を止めてしまうと、
それまであった「買い」の誘因がなくなったので、
今度は一転して、
「受信者」全員が売りに向かいます。
また、引き続き「保有者(第三者)」も売り抜けようとします。
(持っていても誰も買いにいかないので株価は上がらないですから、笑)
さて、ここで一度現状を整理してみましょう。
これまでの『ゲーム』は、
プレイヤーが順番に選択をおこなう『交互ゲーム』
しかし、これから行われる『ゲーム』は、
プレイヤーが同時に選択をおこなう『同時ゲーム』
に変わってしまいました。
この『ゲーム』を図に表すと以下のようなものになります。

※「保有者(第三者)」は、「受信者」に比べるとほとんど損失にならないので省略
こうなってしまうと、もう後の祭りです。
みんな「長く持つほど損をする」と考えるので、
より早く売ろうと「売り」が殺到します。
そして株価が『交互ゲーム』が始まる前の水準になったころ、
ようやくそれは落ち着きを取り戻すことになるでしょう。
→『A』、「発信者」「受信者」の利益は( 100,-5 )
もし、「受信者」があまり売り抜けようとしなければ、
その分、「保有者(第三者)」が売り抜けてしまうので、
→『B』、「発信者」「受信者」の利益は( 100,-10 )
注目したいのは、
このゲームの主催者である「発信者」は、
「受信者」が推奨銘柄を購入しようがしまいが、
「損をすることがない」
つまり、
「必勝」だということです。
(「推奨銘柄」に対して「売り」を仕掛ける者はほとんどいないでしょうから、笑)
そして、
有名であればあるほど、
「得られる利益も大きくなる」
のです。
皆さん、くれぐれもこのような手に引っかからないよう気をつけてくださいね^^;
<補足>
たとえ「プラスサムゲーム」である
長期ファンダメンタル投資における推奨銘柄だったとしても、
『交互ゲーム』では、
「発信者」が圧倒的優位な立場に、
そして、
「受信者」が圧倒的不利な立場にいることは、
誰が何と言おうと揺るぎない事実なのです。
ゆえに、
仮に他人の推奨銘柄を購入する場合は、
ちゃんと「その覚悟」をもって購入に望んでください。
PS 結局、自分で選んで投資するのが一番いいんですよ♪