ヒロトのときどき株日記

日常生活の出来事や雑感、ときどき株のことを気の向くままに書いてます♪

4333:TSS

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TSSの第4四半期売上に対する費用増加の要因とは?

考えられる主な要因としましては、以下の4つがあげられるのではないかと思います。


原価率と販管費率の拡大

クリックで拡大します(別窓で開きます)。

  1. 商品価格(受注価格)の低下により、1単位あたりの生産に対して得られる利益が減少した。
  2. ある売上水準から、(外部委託、残業の発生などの理由により)新たな1単位あたりの生産に対してかかる費用(限界費用)が急拡大した。
  3. 固定費用が増加した。
  4. その他一時的な費用が発生した?(ただ、上場費用はそれほど影響しないと思うんですが^^;)

※生産効率性の悪化に関しては、これまで地道に改善し続けてきたことから、わずか1四半期で激変することは考えられないので省略


さて、今回の要因は大きく2種類に分けることができますね。

ひとつは、『業界全体』から判断できる要因。

もうひとつは、TSS『単独』からしか判断できない要因。

1は前者、2~4は後者です。

1の「商品価格(ソフト開発の受注価格)が下がった」のなら、その影響がTSSのみに現れるということは考えられず、『業界全体』に波及していると考えるのが自然です。

2~4は『TSS内部』にのみ、その影響が現れます。


では、はじめに今回のTSSの第4四半期売上に対する費用増加の原因が、1か2~4のどちらに属するのかを調べることからはじめましょう。

とりあえず、TSSの1番の得意先(売上の25.2%)であり、かつTSSの主力フィールド(売上の60%が金融系)である金融系SI大手の「野村総合研究所」の四半期毎決算を見てみましょう。

2007_05_16_1.gif

クリックで拡大します(別窓で開きます)。


あ~、もうコレはほとんど決定ですね(笑)

かなりの確率で、TSSの第4四半期売上に対する費用増加の要因は、

商品価格(受注価格)の低下により、1単位あたりの生産に対して得られる利益が減少した

と言えます。

さらに、これがどのようなものに起因するのか検討しておきましょう。


ひとつは、

「国内SEの増加・オフショア(海外開発=人件費安い)市場発展などの影響により、国内と海外を含めた全体の供給力が向上したため(相対的に需要は縮小)、ソフト開発の受注価格が『全体的』に低下した可能性がある」

ことがあげられます。

もうひとつは、

「全体的にソフト開発需要が活発になる弟4四半期において、一時的に不採算案件(利益率が低い案件)も取り込んだ可能性がある」

ことがあげられます。

ただ、後者はたとえそうであったとしても、基本の優良案件が豊富にあるならば、与える影響はそれほど大きくはないでしょう。

よって、主な要因は前者の

「国内SEの増加・オフショア(海外開発=人件費安い)市場発展などの影響により、国内と海外を含めた全体の供給力が向上したため(相対的に需要は縮小)、ソフト開発の受注価格が『全体的』に低下した可能性がある」

と考えるのが妥当ではないでしょうか(あと同業2,3社のデータを取って見ればスグにわかると思います)。


2は、TSSの供給を超える需要があり、それを補うためにアウトソーシング費や従業員の残業代が発生したことなどが考えられますが、これが悪影響を及ぼしたとしても高が知れてますので却下。それにこれほどの悪化を招くのなら断るでしょうしね^^;

3は、従業員の増加などが考えられますが、新卒社員に対する費用が発生するのは4月からですよね^^; (今時接待なんかで経費使ってませんよね~、爆) 今期はM&Aもしておらず、大型設備が稼動し始めた(減価償却費の発生)ということもないので却下。

4は、東証2部上場のために一時的に人員(監査など)補給したことが少しは影響するかもしれませんが、それが弟4四半期のみに現れるというのもおかしいので却下です。


以上より、

あくまでまだ憶測の域を出ませんが、

「国内SEの増加・オフショア(海外開発=人件費安い)市場発展などの影響により、国内と海外を含めた全体の供給力が向上したため(相対的に需要は縮小)、ソフト開発の受注価格が『全体的』に低下した」

のではないでしょうか^^;

ただ、もしそうだとすると超保守的予想をかますTSSの来期増益予想が納得いかなくなるんですよね~(笑) う~ん・・・ま、あくまで憶測ですので、つじつまが合わなくても許してください^^;

(今期の「TSS」と「野村総合研究所」の弟1四半期決算が今回と同じ内容なら、ほぼ決定だと思います)

「大衆」より少しでも早く『確信』を持ちたい方は、あと同業他社2,3社の前期各四半期毎決算と、TSSより早くに提出した企業の今期弟1四半期決算を分析されるといいかと思います^^


次回は、「TSS決算で注目すべき第2の点(フィーリング?)~近未来予測~」について書きたいと思います。

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投稿日:2007年05月17日 00:30 |  コメント(0) トラックバック (0)

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